日本顕微鏡歯科学会 第四回大阪学術大会

大阪の梅田スカイビル 梅田ステラホールにマイクロスコープの学会に初めて参加した。Dr. Dennis Shanelecの講演を聴くためである。前夜は実家に泊まった。
Immediate Implant Placement with an Immediate Provisional Restoration : Dentistry for the New Millennium.というタイトル。Smile techniqueとして”Simplified Microsurgical Implant Lifelike Esthetics”と呼ぶ。即時埋入の上顎6前歯の200弱の症例データからの話であった。ペリオトームを用いてマイクロスコープ下で抜歯,サイドが切れるオリエンテーションの2mmドリルを冷却した生食および冷却したドリルを用いるという。ブローネマルクMk4の4mmφで15mmあるいは18mmを60N/cm以上で初期固定。とにかく低侵襲がポイントで,一切フラップを開くことなく,CTG,メンブレン,骨移植を行う。そして,スクリューリテインのしっかりと軟組織を維持する鏡面研磨されたプロヴィジョナルをセット。そのプロヴジョナルの歯肉縁下形態を完全にコピーしたこれまた鏡面仕上げのカスタムコーピングで印象して8週程度でファイナルセラミクスをセット。抜歯前から最終の修復まで,ガムラインが一切下がらないのは見事というほかない。基本的には頬側骨が保存されたケースがほとんどの様だが,フェネストレーションがあっても対応可能だという。加えて,ブローネマルクは第1スレッドまで骨吸収を起こしてバイオロジカルウィドゥスを確保するのが一般的な知見だが,彼の手にかかるとマイクロギャップよりもさらに歯冠側よりのアバットメントレベルの骨も長期的に落ちない。OutStandingというのはこういうものなのかと恐れ入った次第。基本的に手技については一切,言及せず,聴衆の興味を効果的に煽っていた。
もうひとつはDr. Assad MoraのWhat I have learned in my 14 years of Restorative Microdentistry.で平均的な審美修復の話であったが,3Dのメガネを使用した立体ビデオプレゼンテーションは見事であった。接眼レンズのないマイクロスコープでディスプレイ上で治療を行う試みもなされていた。腹腔内などでは当然であろうが,口腔内で行われると驚きである。
一般講演はインドの女医による智歯抜歯の話。ワーキングディスタンスを大きく取れるマイクロスコープにより,立位で,血液の撥ねやエアロゾルを避けることが出来,侵襲が少ないと主張するもの。技術的にはともかく,英語は完全にネイティブに近く,オフィスも極めて近代的であった。インドの経済発展を身近な話題で感じ入った。

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