歯科のニュース

9千年前に歯の名医がいた?!=米仏大学研究者 - パキスタンで歯科ドリル跡発見
【ライブドア・ニュース 04月05日】- AP通信によると、米カンザス州のカンザス大学とフランスのポワティエ大学の人類学の共同研究チームは、パキスタン西部のバルチスタン州の墓地で、 9000年前にまで遡る人骨を発見。調査したところ、驚くべきことに精巧な歯科ドリルの痕跡がある歯を見つけた。これは、英科学専門誌「ネイチャー」が5 日付の記事で報じたもの。それによると、これまで、最古の歯科ドリルの痕跡と見られていたものよりも4000年以上も古く、今回の発見は歯科の歴史を塗り替える発見になる可能性があるという。
  同研究チームによると、放射性炭素年代測定で、紀元前7000年から同5500年までの約1500年間にわたって、同地域にいた9体の人骨から11個の歯科ドリルの痕跡のある歯を発見したもので、歯科ドリルは虫歯治療に行われたと推定している。
  ただ、驚異なのはその技術の高さだ。同研究チームは、歯科ドリルには激しい痛みが伴ったことから、ドリルは、わずか1分弱の短時間で行われたと推定しており、道具には火打ち石でできた鋭利な刃先が使われ、小さな弓を使って、刃先を回転させて穴を開けたと見ている。歯の標本から、穴の深さは3.5ミリだった。こうした歯科ドリルの技術は、装飾品の穴あけ技術から発展したものと見られている。
  同研究チームは、1人の患者は2回も歯科ドリルの治療を受けており、別の1人の患者はドリルされた3本の歯があったほか、他の4本のドリル治療の歯には虫歯の痕跡があったという。
  今回の研究発表について、歯科の歴史に詳しいシカゴの歯科医リチャード・グレンナー氏は、ドリルは装飾か悪魔祓いの儀式ではないかとの見解を示したが、同研究チームのリーダーでポワティエ大学の人類学専攻のロベルト・マキアレリ教授は顎の見えにくいところの歯が治療されており、装飾が目的とは考えにくいという。また、同チームのカンザス大学のデイビッド・フライヤー教授は、この歯科ドリルの技術は現代の患者が歯科医に対して文句を言うこができるほど、優れた腕前だったと指摘する。【了】

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