Debian SargeをThinkPad X23に

 

ThinkPad X23を遊ばせておくのはもったいないので久しぶりにLinuxを入れてみることにした。本当はFreeBSDに惹かれていたがFireFoxやAdobeReaderなどがnativeではないのと動作実績の情報が乏しかったので新しいDebianを入れてみることにした。 

Debianを選択した理由はRedHatがフリーではなくなったことによる。それとrpmよりパッケージ管理が楽そうだから。Slackwareは昔の記憶では簡単でよかったし,ソースをコンパイルしてインストールするのが楽しかったけど,技術が無いからはまるとどうしようもなくなったし。昔みたいに遊ぶ時間もないから。

 5年ほど前,僕にとってX11は扱いにくいシステムだったし,デスクトップのデザインや日本語フォントはちょっと辛かった。Gnomeもまだ1.0未満で遅いしエラーが出て実用的ではなかったような記憶がある。Pentium 100Mの解像度もSVGAだったからというのもあるが・・・。やっとXGAでPen III 800Mだからデスクトップがどれだけ使えるようになったかという点にとくに興味があった。

 さて,そうと決めたらインストールの方法を探した。これは簡単で,Debianの公式サイトよりCDのisoイメージをダウンロードしてCDを1枚焼くだけである。PC-UNIXをインストールするときは準備が大切なのだが,いろいろと仕事を抱えている中でやるので面倒である。白紙のPCだから失うものも無いのでいきなりやってみることにした。

 Partition Manager 7.0で一応D2Dの領域を80GのHDDの終わりにコピーしておく,オリジナルの40G HDDはI/Oエラーが出るのでどうやら中ほどで故障している。しかし,D2DはコピーしてもMBRがないのでブート画面のF11キーの選択は出なくなっている。D2DからのインストールはあきらめてWinXP sp1をCDで20Gの領域にインストールする。sp2にアップしてからIBMの『ソフトウェア導入支援』ツールをダウンロードし,ThinkPadの環境を回復する。この仕組みはとても良いと思う。Winは起動することを確認して終わり。それにしてもWindowsのインストールってのは面倒だと思う。商品なんだからもっとエレガントにできないものか?

 

Debian sargeはすべてCDにすると十数枚にもなるらしいが,コアシステムだけをCDよりインストールして後はすべてFTPで自動インストールできるようになっている。昔からその仕組みは存在していたらしいが,回線が遅かったINS64では画餅だったのだ。今はADSLとはいえブロードバンドなのでネットインストールを選択する。

 ウルトラベースにCDをセットして起動するとあっさりと動く。起動フロッピーを用意してCDを認識させていたころに比べたら格段に楽だ。まず,オプションなしでlinux24のままインストールに突入。e100イーサネットは自動認識してルーターに繋がった。無線LANも表示されたが今回は見送った。最初はものの試しなので選択できるものをすべて選択して開始する。夕方7時くらいに始めたら残り8時間とか出たのでそのままほったらかしにして帰宅。翌朝にはきちんとダウンロード終了していた。実際には3時間未満だったようだ。昔は通信費が高かったのでCDのダウンロードなどおいそれとはできなかったが,今では常時接続のありがたみを痛感する。

 コンソールも日本語で表示され質問に答える形で設定をしていく。良く判らないものもあるが,無視して進める。XFree86のところでグラフィックチップとカーネルバッファを使うかどうかが不明であった。そのせいか,X11は起動しなかった。ネットで調べてトラックポイントが/dev/psauxだということ,グラフィックカードが"ATI Radeon Mobility M6 LY"だということが判明。ドライバーが"ati"でモニターのデバイスセクションにも"ATI Radeon Mobility M6 LY"を指定してやることでやっとX11が起動した。約1日かかってしまった。

 いくつかのサイト(UNIXな生活)とDebian辞典を参考にいろいろといじってみた。カーネルを2.4の386から2.6の686にパッケージで入れ替えられるということなのでapt-getでやってみる。カーネルそのものはあっさりとインストールされたが,途端にe100のネットワークアダプタがDHCPに繋がらなくなってしまった。こうなったらお手上げで,一晩いじった挙句あきらめることにした。

 CDからインストールをやり直す。今回はブートオプションでlinux26 noscsiで起動した。そしてパーティションをインストーラの指示で/usr以下を自動的に切り分ける選択をした。今回は内蔵の無線をorinocoドライバーで選択し,wepキーを英数字で入力するとあっさり繋がった。その後何も選択せず,ベースシステムのみでインストールを終了。10数分で完了した。速度は有線LANと変わらず約400kb/sくらいだった。

 コンソールでjfbtermを日本語で使えるようにする。結構コマンドがめんどくさいがしかたない。何も入ってない状況から,必要なものだけを少しずつ構築していく方針にしたわけだ。まず,2.6の686カーネルパッケージを入れてみた。体感でも386カーネルより早いようだ。リブート後問題なくLANも認識した。

 その後,Xfree86もパッケージインストール。昔はとても巨大なソフトだったと思っていたが,今では僅か100Mちょいである。すぐにダウンロードも終わり,ダイアログの指示に従うだけで,今回は自動的に起動した。東風フォントを入れる。これは少しXF86Config-4に手書きする必要がある。cannaを使えるようにlanguage-envを入れる。各種ドットファイルが自動的に作られるようになった。昔はUNIXの参考書を見て手書きしていたのだが,デフォルトで問題なく使えるようになっている。smbクライアントとcupをインストールすぐにWindowsと繋がった。cupは使い方がまだ良く判らない。

 Gnomeはそれほど重くなく使えている。見た目も十分美しい。Virtual Desktopが非常に便利。Gnome端末ではアンチエイリアスのかかったフォントで日本語も使える。.Xsessionでkermが起動するようになっているが,Gnome端末のほうが綺麗だし,十分ではないのだろうか?FireFoxを入れた。パッケージでは1.04なので不満であるが,Linuxの1.5は問題があるらしいので,パッケージ以外のインストールは今のところ我慢。ThunderBirdもパッケージインストールしてみる。これも少々古い英語版である。英語版のメニューのフォントが美しくない。これは日本語フォントの半角英数字を利用しているせいだと思われる。どうしたら美しい英語のフォントに変更することができるのだろうか?Linuxで遊んでいると仕事のメインで使っているメールサーバが挙動不審で仕事関係のメールを取り損なってしまっているようだ。困ったものだ。

 少し触った感触では,WinXPと同等かそれより軽いくらい枯れたPCとはいえX11は既にも重いシステムではなくなったな。Gnomeは僕にとっても実用できそうだ。しかしCannaは辛いなぁ。これから,時間をみつけて綺麗なフォント環境の構築と日本語TeXの環境を整えたいと考えている。そしてOpenOffice.org 2.01を入れて見たい。パッケージでは1.13なのが不満。

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